設立経緯
「全ての方々が しなやかに暮らす社会を夢見て」
昨今の日本においては、地震、暴風雨等の災害は、「忘れたころにやってくる」もの・ことではなく、「忘れる前にやってくる」もの・こととなってきました。加えて、収束の兆しが見えない新型コロナウイルス禍のもとで、ダブルインパクトともいえる複合災害における生活への対応や対策、新たな生活習慣の確立が求められるようになっております。
一方、生活習慣の確立や生活不活発病の予防は、作業療法士にとって最重要な事項であるはずですが、その支援や提供が病院や施設内に留まっており、災害発生を想定して、地域包括ケアシステムの中において、行政や関連団体などと連携した対応や対策は不十分で、災害時には、ともすると仮設住宅などで長期化することもある高齢者等要配慮者を含む被災者への支援はうまく行われてはいないのが現状です。
弊社では、「全ての方々が しなやかに暮らす社会を夢見て」レジリエンス部門を立ち上げることといたしました。
レジリエンスとは
「しなやかな強さ」
「レジリエンス(resilience)」は、万葉集にもある「しなふ」、よく使われる「柳に雪折れなし」のような「しなやかさ」が最も的を射た言葉だと思います。
レジリエンスは、「反発性」「弾力性」「復元力」と訳され、物理学や心理学で使用されてていますが、現在では、政治や経済など広く使われている用語で、コンクリートや鉄骨のようにポッキリと折れる強さではなく、外からのストレスがかかっても、また元の姿や形に戻る「しなやかな強さ」とご理解ください。
レジリエンス部門 営業内容
・医療介護施設、避難所及び福祉避難所の環境整備
・上記に資するソリューションの紹介、販売
・上記に伴う研修会や講習会の運営、開催
・医療、介護、介護予防などに係るリハビリテーションに関する研修会、講習会の開催
・一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会との連携
一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会との連携
一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会は、国土強靭化担当大臣私的諮問機関「ナショナル・レジリエンス懇談会」の結果を踏まえ、 「国土強靭化基本計画」が円滑に達成されるよう、産、学、官、民のオールジャパンでその叡智を結集し 、非常時のみならず平時での戦略的活用の方策を創造することにより、公共投資、民間投資が最大限に相乗効果を発揮し、 レジリエンス立国を構築していくことを目的として設立されました。
弊社では、協議会の数ある実績、ワーキンググループの中から、以下の「感染症対策 新・⽣活習慣普及促進研究会」にある、「口腔ケア」ワーキンググループに参加予定です。
「感染症対策 新・⽣活習慣普及促進研究会」
今般、テレワーク、密の回避、マスク会⾷等、生活習慣の変容を余儀なくされています。こうした中、2021年度、レジリエンスジャパン推進協議会により、感染症対策に関わる国内トップ有識者などが⼀堂に会し、家庭や職場に取り⼊れるべき感染症対策や⽣活習慣を議論・啓蒙・普及促進する会議体で、「免疫力向上」、「口腔ケア」、「新清掃習慣」、「食器・食料品等除菌・洗浄」、「感染対策マイスター制度」の5つのワーキンググループから構成される「感染症対策 新・⽣活習慣普及促進研究会」が立ち上りました。
「口腔ケア」ワーキンググループでの検討は、現在進行中ですので、その成果は後日紹介いたします。