溝部 幸基 (みぞべ 幸基)

令和元年度:挨拶・祝辞・寄稿文等

◎議会白書(令和2年度版) ◎議会だより特集号(議会基本条例改正) ◎議会基本条例関連規定関係図

北海道福島会(東京)創立20周年記念誌出稿    北海道福島町議会議長 溝部幸基

「北海道福島会創立20周年」おめでとうございます。感謝と敬意の気持ちを込めて心からお祝いを申し上げます。

20年の歩みを振返りますと、創立から今日に至る会員の皆様のふるさと「福島」への熱い思いと、数多くのご配慮、ご尽力により、多くの勇気と感動をいただき、今日に至りましたことに感慨深い思いをいたしております。

平成13年2月10日、浦安市舞浜での設立総会、薮内町長と一緒に出席させていただき、議長として緊張しながら、福島の近況を話したことを思い出します。郷土の誇り千代の富士(九重親方)も当時大関であった千代大海(現九重親方)とともに出席いただき、会場の雰囲気も盛り上がりました。東京周辺から出席された多くの皆さんの各テーブルを回り時間いっぱい話をすることができましたし、数十年ぶりに再会した同期生の変容に互いに驚愕、昔話に花が咲き、時の経つのも忘れ、楽しく過ごしたことも思い出します。

第2回以降、会場も池之端文化センター、帝国ホテル、東京ドーム、品川プリンス等々と変わり、最近はアルカディア市ヶ谷に定着、

議員全員でも何度か出席させて頂き、少しずつ参加者が減少していくのが気になっておりましたが、いつもふるさとの思い出話が続き、ふるさと産品の抽選会に一喜一憂し、歌や踊りで会場いっぱいに笑顔があふれ、楽しい時間を過ごすことができました。

北海道産直フェアについても、役員・女性会員を中心に大変な協力をいただき、地元担当者を叱咤激励、大きな成果を上げていただいておりますことに感謝申し上げます。

福島・吉岡の昭和の合併から幾多の変遷を経た福島の現状は、隔世の感があります。世紀の大事業「青函トンネル工事」の影響をまともに受け、時代の流れに翻弄され、ポストトンネルの適切な対策も叶わず、都市への一極集中が止まらず、過疎少子高齢化に歯止めがきかず、結果的に衰退が続く状況に如何ともしがたいむなしさを感じつつ、町政運営の一端を担う者としてその結果責任を痛感してもおります。

ピーク一万三千九百人の人口が、四千人を割ったという現実、時代の変遷とともに大きく変化する住民ニーズは、道路網の整備、車社会、通信・流通手段の多様化等により、消費経済、医療福祉、教育文化、レジャー等々多くの面で町外への依存度が高くなっている実情、生活基盤の充実により住民サービスへの期待が大きく変化している状況を充分咀嚼し、益々厳しくなりますが、進むべき方向をしっかり見極めていかなければなりません。

「ふるさと福島」へ引続き、物心両面でご支援くださいますよう切にお願い申し上げ、

鎌田会長を中心に「北海道福島会」の輪が大きく拡がりますことと、会員皆様のご健勝を心からご祈念申し上げます。

【夢再び「第2青函トンネル構想」実現へ】

青函トンネルの課題・①本来、新幹線が260㌔で走行する設計ですが、貨物列車とのすれ違い走行の安全性から時速140㌔に制限。

②北海道、本州のトラック海上輸送によるコスト高、時間の自由度制限、食糧生産等、産業への大きな制約が存在。

第2青函トンネル構想・経済界等による三つの案が提示されているが、より現実性があり、民間ベースでの可能性に挑戦を試みようとする、北海道産学界の「多用途トンネル構想」では、現行トンネルを新幹線専用、第2トンネルを貨物列車・有人走行を想定した車道・送電線・天然ガスパイプラインとし、距離が最短で、各種データの利用が可能となる、現行トンネルと平行に整備する計画です。

北海道側工事基地として貢献した福島町としても昨年2月に「第2青函トンネル構想を実現する会」を設立、夢の実現へオール北海道での取組を目指して活動を開始しました。

    

令和2年度定例会6月会議開会挨拶(令和2年6月22日)
令和2年度定例会6月会議の開会にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
6月16日開催予定でした第71回北海道町村議会議長会定期総会は、コロナ感染症の影響により、書面開催となりました。
大会決議は、地方自治を取り巻く厳しい現況を踏まえ、
「住民の手が届く自治の確立を目指し、われわれ地方議会人は、今後とも地域住民の代表たる自覚をより一層深め、清新で活発な議会活動に努めるとともに、住民の負託に応え、次の課題解決に向け、総力を結集する。」として、
① 町村議会の活性化と議会の権限の拡充
② 地方創生と地方分権改革の推進
③ 地方財政基盤の確立等
16項目の一般決議と、新型コロナウイルス感染症が、日本をはじめ世界各国で急速な勢いで拡大し、本道においても過ってない厳しい状況が続いており、住民の不安や負担がますます増大している状況を踏まえ、感染症の早期終息を目指し、特別決議6項目も採択しております。

◎6月12日、国会で、「公職選挙法の一部改正」が成立しました。
町村長、町村議員選挙を対象外としていた、選挙用ポスター、選挙街宣車等の経費を公費負担とし、町村議選でも供託金制度を導入する内容です。
「人口が少ない」「選挙活動の区域が狭い」と長きにわたって差別化され続けておりましたが、全国町村会・全国町村議長会が中心となり要望活動を展開してきた成果がようやく実現しました。
6ヶ月後迄に関係条例等の整備をすることとなりますが、議会としても、「選挙公報」を含めた検討が必要であると思っております。
議員のなり手不足解消の課題となっております「議員年金の実現」「兼職規定の緩和」等についても引き続き取り組んでいかなければなりません。

◎早稲田大学マニフェスト研究所による「議会改革度調査2019」において、「情報共有部門」で、全国1位、「住民参画」「議会機能強化」を含めた総合8位の評価をいただきました。
福島町議会が長きにわたって取組み積み重ねてきた「開かれた議会」・「議会改革」の方向性と成果が大きく評価されたものと思っております。議会活動の重要な視点として、「わかりやすく町民が参画する議会」・「しっかりと討議する議会」・「町民が実感できる政策を提言する議会」を位置付けてまいりましたが、今後さらに協働の姿勢を意識しつつ、行政と対峙し、より住民の側に立った批判・牽制・監視・評価の姿勢で活動することが、議会・議員の役割としっかり認識すべきことを改めて確信することが出来ました。

◎全国知事会は感染拡大が社会経済に与える影響の大きさを踏まえ、「人口の地方分散」を提言し、東京一極集中の弱点が明確にさらけ出され、長期的課題として避けて通れないと指摘しております。
地方との「関係人口」の創出・拡大を目指した地方創生「基本方針2019」をベースとした「第2期総合戦略」についても想定から見直さざるを得ない状況が続いております。
福島町としても、しっかり情報収集し、対処しなければならない課題であると思慮いたします。

出席者各位には、本6月会議の議事運営にご協力いただきますようお願い申し上げ、活発な討議が展開されますことを期待して開会の挨拶といたします。

令和元年度定例会3月会議開会挨拶(令和2年3月9日開催)

令和元年度定例会3月会議の開会にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。

中国から発症した新型コロナウイルス感染症の猛威は、世界中に拡散し、日本中を席巻、日常生活に大きな影響を与え続け、特に北海道の発症率は高く、未だ収束する気配が見られず、さらに細心の注意を払って冷静沈着に対処していかなければなりません。

今、3月会議は、町政執行方針に示された重要案件に係る各会計の新年度予算を審議する重要な議会であり、活発な議論が展開されます事を願っております。
政策については、行政評価に繋がる事を意識し、計画精度を高める事が重要であり、厳しい財政状況に配慮し、「最小の経費で、最大の効果」を念頭に算定根拠を明確にし、理解を得て共通の認識を持つことも大切ですし、議会・行政ともに政策の過程をさらにわかりやすく町民の皆様に示していく努力も必要です。

国政の状況は、新型コロナウイルス感染症一色の感がしますが、「説明不足の唐突な要請」、「明確に説明されない桜を見る会問題」、「検察官の定年延長を巡る法解釈の変更」等々、 誠実に答弁をせず、ヤジが飛びかう等々、残念ながら、依然として、地方行政・議会の模範にもならない憂慮すべき状況が続いております。
町づくり、議会両基本条例に基づき、町民との協働のまちづくりを目指す、行政・議会は、町民の模範となるよう規律を遵守し、情報を適確に発信し、共有することをあらためて心掛けなければなりません。
福島町議会としても、町民の信頼を得、負託に応えるため一層研鑽に励み、課題に向かって着実に活動を続けていかなければならないと思っております。

観測史上最低の降雪量となり、地球温暖化による生態系の異常な変化や農作物・漁獲量への影響等、不安な状況が続きますが、3月5日の啓蟄も過ぎ、桜の便りが聞かれる時節となりました。
出席者各位には、健康に留意され、お体ご自愛の上、本定例会の議事運営にご協力をいただきますよう、お願い申し上げ開会の挨拶といたします。

西部四町議会議員連絡協議会研修会:令和2年2月13日 「人口減少社会において持続可能な地域公共交通の確保に向けた考え方」 地域公共交通マイスター 為国 孝敏 氏

福島町の「デマンドバスの運行状況について」は、三師会からの公開質問状・要望書を受け、経済福祉常任委員会で所管調査をしている。医療利用町民等からの切実な声を踏まえ、要請に応えた調査では、
① 利用料値下げの検討が望ましい。
② デマンドバス未運行区間の解消を国へ強く訴えられたい。
③ 将来の交通体系を見据えた一元的運行の検討をとの報告になっている。
今回の研修は、常任委所管調査の状況を思い出しながら、少しではあるが比較検討できたと思っている。勿論、専門家の理想とはかけ離れ、執行者側、議会ともに精度が低く、自慢するほどのものではないが、議会の関わり方としては、現状を考えると「まずまず」といったところではと思いました。
そういった意味で、感想としては、津別町をはじめ紹介された市町村の議会が計画等にどう関わり、どう役割を果たしたかの話が全くなかったことが残念でしたし、「地域公共交通マイスター」としてのPRが強調され、議員研修会よりは、執行者・担当職員向けの研修会としたほうが成果が上がるのではと感じました。しかし、政策形成の「計画・決定・執行・監視・検証」、PDCAサイクルについて、あらためて勉強ができましたし、今後の課題となる、人口減少高齢化が続く福島町の公共交通体系の在り方、一元的運行の検討に参考になることは間違いありません。
町民懇談会でも、「デマンドバス利用料値下げ」「免許返納者への対応」「遠隔地独居高齢者への配慮」等、多くの課題が提起されており、引き続き関心を持って取り組んでまいりたいと思っております。

*今後の検討資料として、津別町と比較した推測データーを作成しておきました。
<公共交通ターゲットの推測データー:津別町と福島町との比較>

*津別町では、地域特性に合致した公共交通ネットワークが形成されている。
学校統合で導入されたスクールバスを活用し、郊外路線の一部でスクール混乗路線とするなど、地形、道路・人口分布状況に合わせた運行形態、車両・運転手の有効活用等、工夫の蓄積がみられ、福島町が参考とすべき取り組み姿勢は、沢山あると推察できる。

令和2年 元旦 新年挨拶  「改革先進議会」をさらに前進   福島町議会議長 溝部幸基 

迎春・感謝   新年あけましておめでとうございます。
日頃から、議会に対しまして温かいご理解とご協力をいただき、心から感謝とお礼を申し上げます。
昨年8月の改選を経て、新しい議会構成でスタート。まちづくり・議会両基本条例の主旨を踏まえ、町民の皆様の期待に応えるべく、積極的に議会活動を進めております。
昨年11月の全国町村議長全国大会(926町村)で、創立70周年記念式典が挙行され、福島町他10町村議会が、他の模範となる顕著な事績により、全国的に議会改革の機運を高めた象徴的な議会であるとして、「改革先進議会」特別表彰の栄に浴しました。
福島町議会が取り組んできた、「開かれた議会」づくりから、「議会基本条例」制定、そして「わかりやすく、町民が参画する議会」、「しっかり討議する議会」、「町民皆さんが実感できる政策を提言する議会」への挑戦の歩みが、一定の評価をいただいたものと思っております。
新年度からスタートする第5次総合計画後期実施計画・総合戦略については、両常任委員会で基本計画主要施策の進捗状況評価・事務事業評価を実施、特別委員会の調査も終え、議会としての報告書を手交しております。
施策の計画・提案・執行には、より慎重な精査と、説明・調整が必要ですし、性急な施策の執行は、町民の理解を得られません。議会としても、町民への議決責任・説明責任を果たすために、しっかり討議・提言し役割を果たしていかなければなりません。
政策の提案については、基本条例で謳う、住民・行政・議会の協働を重視し、
①政策等の発生源
②検討した他の政策等の内容
③他自治体の類似する政策等との比較検討
④総合計画等における根拠・位置付け
⑤関係ある法令・条例等
⑥政策実施の財源措置
⑦将来にわたる政策のコスト計算等の資料を提示、内容を明確にし、審議することになっております。
議会としては、引き続き積極的に情報を発信し、町民の皆さんと共通認識が持てる機会を提供し、町民を守る気概をもって、より一層活発な議会活動を実践してまいります。
今年も「住民と議員の懇談会」を2月に計画しております。肩ひじ張らず気軽に皆さんのお話を聞くことを中心にし、従来通り、議員3班編成・6日間・17会場で開催しますので、各町内会お誘いあわせの上、参加くださいますようお願いいたします。
町づくり・議会両基本条例の実践課題は「住民・行政・議会の協働」ですし、協働の基本は、「伝える力」「聞く力」「つながる力」を互いに出し合い、行動(起動)することです。
町民の皆様には、町づくりの基本理念、「自助・共助・公助」をご理解いただき、積極的な町づくりへの参画を願い、特に、将来を見据えた「人材の育成」「社会資本投資」等への物心両面の参画(支援)にご協力を願います。
イカ等の不漁で厳しい状況が続いておりますが、特産スルメの堅持、養殖コンブの回復、昆布加工企業の増産、岩部クルージング事業のスタート、第2青函トンネル実現を目指す胎動と、まちづくりの夢と可能性へ挑戦する強い意思と意欲を感じます。
町民の皆様にとりまして、今年も良い年でありますよう、ご多幸とご健勝を心からご祈念し、年頭のご挨拶とさせていただきます。

 

令和元年度定例会12月会議議長開会挨拶(令和元年12月11日開催)

令和元年度定例会12月会議の開会にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
11月13日開催の第63回町村議会議長全国大会では、前段、創立70周年記念式典が挙行され、福島町他10町村議会が、他の模範となる顕著な事績により、全国的に議会改革の機運を高めた象徴的な議会であるとして、「改革実践議会」特別表彰の栄に浴しました。
全国大会では、今年度のスローガンとして、
・長期的な復興支援と災害対策の確立
・議会の機能強化と多様な人材確保
・地方創生の実現による地域活力の再生
・地域の実情に沿った分権型社会の確立
・安定的な行政運営に資する税財源の確保を掲げ。
令和2年度予算編成・施策策定にあたって、具体的な28項目の要望を決議。
持続可能な地域社会の確立を目指して、「地方創生」を実現させるとともに、地域が抱える諸問題解決に向け、情報社会から、来るべき時代における様々な可能性を受け入れる体制整備を進めていく必要があるとし、新たな時代における町村議会のあるべき姿を求めて、我々議会人が、一致結束して、果敢に行動していくことを誓うと宣言しました。
「議会の機能強化、多様な人材確保の環境整備」については、
・地方議会議員の位置付けの明確化
・兼業禁止の廃止
・休暇、休業、復職制度の整備
・議会費に係る財政措置の充実
・統一地方選挙の再統一
・選挙公営の拡大、被選挙権年齢の引き下げ、補欠選挙の改正
・厚生年金への地方議会議員の加入等14項目の実現を目指し特別決議しました。

12月2日、議会基本条例諮問会議から、今年度の答申をいただきました。
議会評価については、答申を反映し、概ね適正に行われているとの評価。
議会基本条例他23件の規定の制定・改正についても確認をいただき、今後も、定期的な検証・確認を行い、必要に応じ適宜、時点修正を検討されたいとの意見。
令和2年度以降の行動計画については、「議会だよりのさらなる充実・改善」、「政務活動費のさらなる活用による議員資質の向上を期待する」との意見をいただきました。
答申をしっかり受け止め、住民の皆様の期待に応え、引き続き住民を守る気概をもって、より一層活発な議会活動を推進してまいります。

師走も半ばとなり、寒さも一段と厳しくなってまいりました。出席者各位には、お体ご自愛の上、本12月会議もまた、活発な討議が展開されます事を期待し、議事運営に協力をいただきますよう、お願い申し上げ、開会の挨拶といたします。

渡島檜山議会議員研修会報告書(令和元年10月9日:北斗市カナデール)

(1) 「 地域づくりは人づくり~地域連携によるキャリア開発実践~ 」

                 (一社)日本経営協会 きゃりあ工房 田崎 悦子 氏

横浜国立大学卒業後、テレビ朝日(報道局専属レポーター) → 第一生命(営業・指導主幹・支店長) → (株)イフ(経営企画室長:障碍者就職支援) → 北海道移住→ アリコジャパン(営業) → 北海道セルラー(法人営業・総務部教育グループリーダー:現KDD北海道支社) → 独立:きゃりあ工房を設立した。
きゃりあ工房事業として、NPO法人北海道開拓使の会 (理事長:移住支援活動)・北海道国際航空(社長付ゼネラルコーディネーター北海道PR企画:現エアドゥ)・丸和運輸機関(道産品コンサルタント)等を実践、札幌女子短大(特別任用准教授)・大阪教育大学(キャリア支援センター副センター長准教授・苫小牧駒沢大学准教授としても活躍してきている。
「キャリア」としての自分自身の実体験(子育てを含む)を紹介しながら、地域連携による「人づくり(キャリア開発)」の重要性を訴えておりましたが、経歴・活動実践が、多すぎて短時間で理解するには、時間が足りなかった気がします。

〈講演の要旨〉
① 公職複業
・過去の経歴:道景観のくにづくりアドバイザー、道地方競馬運営委員、道農業公社(新たな担い手確保経営強化対策協議会委員、NPO法人北海道開拓使の会事務局長(移住支援)、NPO法人めーでる理事(モノづくり・ヒトづくり・コト起こし支援)、NPO法人アイセックJP北海道理事(留学支援)、
苫小牧市:食育推進協議会会長・地方卸売市場運営協議会委員・スポーツマスター選考会議委員・スポーツ推進審議会会長
・現在:追分高等学校」学校運営協議会委員(道教委委嘱)・日本インターンシップ学会道支部運営委員・日本産業カウンセラー協会道支部運営評議員
② 北海道の地域づくり活動:移住・観光・農業・地産地消
・朝日TVレポーター(週3~7分間の番組)として、情報取集し、レポートをまとめる作業で、今日に至る、基本的な多くの経験をすることが出来た。
・経験を活かし、営業・提案・交渉力 → 立上げ・人材育成力 → 障碍者支援・観光・農業・地産地消・移住や起業の企画から開設までのオールマイティーで専門的な指導を実践できた。
・多くの実践例を紹介しながら、「人材を育て活かす」「誰もが活躍できる」「関係人口の拡大(地方創生の方向性)」、「経験から、子どもの農山村留学(体験)の効果」「小さなコーディネーターから始めること」等、基礎となる体験の積み上げの重要さを熱く話しておりました。
また、甲谷さんも話しておりましたが、「モノ消費」から「コト消費」へ「みる・食べる・遊ぶ」から「体験する」、「ストーリー(物語)」を楽しむ観光への変化を強調していたことも印象に残りました。

(2) 「 チャンスを大チャンスに~道南の食と観光の磨き上げについて~ 」

                    北海道経済部 食産業振興監 甲谷  恵 氏

甲谷さんとの初対面は、女の相撲大会でした。席が隣になり笑顔で気さくな自己紹介から始まり、土俵で展開する女性力士の一挙手一投足に驚き・熱中し、拍手をする姿を見て「甲谷さんも出てみませんか!」と話したことを思い出します。その時の印象が、相当強かったのか、再会したときには、「来年の大会に出場しますから!」と約束したのですが、1年で本庁に戻ることになってしまい、送別の会では、「約束を守れず残念です!」と言っていたことも思い出します。
履歴を見ると、知事室(国際課主幹)→総務部危機対策局(防災教育課長)→環境生活部(道民生活課女性局長)→渡島総合振興局副局長→環境生活部(文化・スポーツ局長)→農政部(食の安全推進監→経済部(食産業振興監)と短期間で昇格しており、高橋・鈴木道政の重要な役割を果たしてきたことが理解できます。
甲谷さんの講演を聞くのは初めてでしたが、全道・全国・世界を俯瞰しながら道南圏に的を絞り、周到に準備された資料も分かりやすく、完璧なプレゼンテーションを聴かせていただいた感じがしました。
道職員の話を聞く機会が結構あるが、専門的な情報を的確に説明し、勉強になることが多い。有能な職員が多いことは間違いないが、鈴木道政スタートの評判は芳しくない。報道が100%とは思はないが、「見栄えより進路を示して」「課題解決の道筋をつけたり、道政の方向性を示す場面がほとんどなかった」(道新社説)、「東京都内で企業を集めて発足イベントを開くなど、演出は派手だったが、集めた資金を使ってどんな施策を実現しようとしているのかが判然としない。」「支援を求める道内市町村と、支援する企業を結ぶウェブサイトも、ふるさと納税の民間サイトと似たり寄ったりで、道が両者をどう橋渡しするのか分からない。」(道新今日の話題)、「財政の壁を超える工夫を」(堀元知事)、「道民目線、あいまい」(道連合会長)と厳しい意見が多い。                                    一方、道議会の体たらくもひどすぎる。世界基準の「道受動喫煙防止条例」の制定を目指す状況下で、道庁舎・道議会庁舎の完全禁煙が実現できない状況は、多くの道民の理解を得ることが出来ないし、道議会においては、依然として、政務活動費の公開・事前打ち合わせ(学芸会的と指摘されている)廃止徹底が実現されていない。道内自治体の模範となるべき道議会は猛省してほしいと思っている。道職員の能力の高さ、大変苦労していることも想像できるが、士気に影響しないことを願う。                                  道・道南圏を構成する一自治体・議会・議員として、甲谷さんの話のどれ程を理解して活動してきたのかを考えると、大きく反省しなければならないことが多かった。
〈講演の要旨〉
① 道は、全国のフロントランナーとして、誇るべき価値をさらに磨き上げ、新たなステージを目指している。(定住人口+関係人口+交流人口)
② 2020年代はチャンスの波
全国→WCラグビー・東京オリパラ・大阪EXPO2025・札幌冬季オリパラ
北海道→クルーズ船ブーム・G20JAPN・ウポポイ(民族共生象徴空間)・縄文遺跡群の世界文化遺産登録・北海道ボールパーク・空港一括民間委託・新幹線札幌延伸
・道内各地(札幌・ニセコ・白老等)
・道外各地(東北・首都圏・関西等)   ⇨    道南圏へ
・世界各国(アジア・欧米等)             「食・観光」の磨き上げが必須
③ 食の磨き上げ
・ワイン産地:はこだて・富岡(乙部)・農楽蔵(函館)・奥尻
*函館は、ワイン産地として、気温・降水量・土壌等多くの項目で高い評価を得ている。(フランスの名門ワイナリーも評価)
・ワインから地域振興へ:食(チーズ・魚介類・飲食店等)、観光(景観・ワイナリー巡り・体験宿泊等)、人々(雇用、移住、ファン)、地域(産地PR・土産・贈答品・郷土愛)
・食のブランドづくり:地域フード塾(地域絶品づくりのマーケティング)、乾燥ナマコ(檜山海参ひやまはいしぇん)、王様しいたけ(福島の横綱しいたけもある)、がごめ昆布(福島のアカモクもある)、ブリの消費拡大、アワビ陸上養殖(福島)、今金男爵、北のハイグレード食品(道産加工食品のトップランナーの商品群を選定:131品)
・食のサポーター委嘱(バイヤー4名、料飲食10名、流通2名)、販路拡大支援(どさんこプラザ・プロモーション・商談会・世界料理学会連携・青函食材見本市・道南食と観光ブランドフェァ)
・安全安心な北海道の原材料に付加価値をつけ、売れるところに売る。
(発掘→磨き上げ→販路拡大)
④ 観光の磨き上げ:今こそ道南!

・縄文遺跡の世界遺産登録(最短で2021年)
・縄文、歴史、世界遺産ファンが来る。→ 縄文の魅力を語る準備は?
・縄文の魅力:①1万年も続いた平和な文化、②土器・土偶のレベルが高い、
③高い精神性(共生社会、自然・生命への向き合い方、感謝)、④津軽海峡を越えて交流(黒曜石・ヒスイ・アスファルト等)
・道南は、縄文人に選ばれた豊かな場所、現代人が忘れかけている精神(平和自然、命) → 掘り出した我々の使命であり、世界に伝える
・函館戦争を巡る旅:①道南全域を舞台に「戊辰戦争最後の戦い」、②五稜郭、松前城、鷲ノ木上陸の碑(森)、峠下の戦い(七飯)、官軍上陸の地(乙部)、開陽丸(江差)等
・道南ならではの日本文化:①松前神楽・木古内みそぎ祭・女の相撲大会・祭り・マチ歩き(江差北前ひな祭り)
・道南ならではの体験:マチ歩き・キャンプ・釣り・サイクリング・スノーモービル・ロケ地巡り・神社仏閣巡り・温泉巡り・青の洞窟・相撲体験
*「何度でも来たくなる地域」「2020年はチャンスの波、環境が整う、人が来る」「応援したくなる地域」、「応援したくなる地域 → ①地域を自慢する、②頑張っている「人」を応援・活用する、③連携し、道南ならではの「提案」を。④みんなで発信(情報の声掛け)
⑤ほっかいどう応援団会議:鈴木知事の公約
・「北海道」命名150年。北海道を愛してくれる人々の力を結集し、活力あふれ、力強く前進し、北海道が日本を、世界を代表する素晴しい地域となることを目指す会議。
・どんな人が応援するの?:①資金面:ふるさと納税・クラウドファンディング・寄付、寄贈等、②協働活動:包括連携、タイアップ事業などの協同プロジェクト等、③事業活動を通じて:企業立地、道産品の販路拡大・PR等、 ④その他:専門的スキル活用したボランティア、観光リピーター等
*福島に置き換えて、東京・札幌福島会の在り方(協働)について再考すべきと思慮する。その点からも、函館福島会の突然の解散は、残念だ。大いに反省しなければならない。

〈考 察〉
男女共同参画社会基本法が成立して20年が経過、依然として成果を実感できていない状況下での、「女性キャリア2名」の話を聞く今回の企画は、議長会としては、画期的で的を得ていると評価する。
男女共同参画は、全国的な問題となっているが、福島においても難しく、「夢のまた夢」の感がする。議会議員、役場職員人事、諮問会議委員、各種団体役員(町内会、福祉・産業・教育団体等)の状況を見ても残念ながら改善の兆しもない。
田崎さん、甲谷さんのように男性に勝るとも劣らない女性の参画・活躍は、そう簡単には望めないとしても、現状を打破し、わずかな可能性に挑戦するためには、身近なところから、女性の参画について真剣に検討することが重要と思慮する。
政治分野における男女共同参画を推進する法律が昨年5月に施行されている。議会議員数の男女対等を目指すことを目標としているが、現状では、至難の業で実現は難しく、余程の覚悟をもって臨まなければならない。
因みに、女性議員の比率が高い市町村の状況は、
① 神奈川県大磯町(7/14:50%)
② 大阪府交野市(7/15:46.7%)
③ 東京都清瀬市(9/20:45.0%)
④ 鳥取県日吉津村(4/9:44.4%)
⑤ 愛知県東浦町(7/16:43.8%)
⑥ 大阪府島本町(6/14:42.9%)
⑦ 神奈川県葉山町(6/14:42.8%)、
⑧ 東京都武蔵野市・小金井市・東村山市・多摩市、長野県飯島町(41.7%)

南北海道駅伝競走大会歓迎挨拶(令和元年10月4日:総合体育館)

おはようございます。
今年もまた、多くの皆さんの参加をいただき、誠にありがとうございました。
心から歓迎いたします。
小さな町で、始まったこの大会も37回となりました。
多くの皆さんのご協力をいただき、毎年参加100チームを超える大きな大会に育てていただきました。
これまで参加された皆さんにとって熱い感動と、良い思い出になってきたと思いますし、私ども、福島町の町民にとりましても、暖かい感動やたくさんの励ましをいただき、
この大会が続けてこられたものと思っております。
感謝の気持ちを込めて心からお礼を申し上げます。

この大会は、北海道駅伝シーズン最後の大会となります。
少し寒いですから、しっかりウォーミングアップをして、
チームワークで、「心を一つに、タスキをしっかり、走りつなぎ」、
それぞれの目標、栄冠を目指して走っていただきたいと思います。
町民の皆さんの暖かい声援を受けて、元気一杯走っていただき、
福島での思い出に残る新たな感動が生まれますよう心からご祈念をいたしまして、
簡単ですが、歓迎の挨拶といたします。
選手の皆さんのご健闘を祈ります。有難うございました。

 

令和元年度福島町表彰式祝辞(令和元年11月3日:福祉センター)

秀峰千軒岳から吹く風も日に日に冷たさを増し、晩秋の様相を深める今日、菊薫る文化の日、各界の皆様のご臨席をいただき、ここに、令和元年度福島町表彰式が開催されるにあたり、一言、お祝いを述べさせていただきます。
ただいま、功労表彰、顕功表彰、並びに善行表彰を受賞されました皆様、誠におめでとうございます。
心よりお祝いを申し上げます。
受章されました皆様には、それぞれの分野で、当町進展のため、誠心誠意精励されご貢献を頂きました事に対し、感謝の気持ちを込めて心から敬意を表します。
皆様方の日頃からの地域に根ざした惜しみないご尽力の積み重ねが、地域に共鳴し、大きな勇気を与え、今日の福島町の大きな支えになってきたものと確信いたします。
国政は、景気も回復基調にあるとしておりますが、地方では未だ実感できず、異常気象による度重なる自然災害の大惨禍、大震災の傷跡、原発事故への対応、少子高齢化が急激に進行する中での福祉対策の苦悩等々、依然として不安を払拭できず、各分野での動揺がなお続いております。
さらに、地方分権から地方創生へと、地方に多様な選択を容認するが、財源や政策を含め自立と自主性を主体とした地域間競争を強く求める厳しい状況はなお続きます。
町づくり基本条例・議会基本条例を基に、町の未来を展望し、果敢に挑戦するための実行課題は、町民・行政・議会が「互いに共鳴する協働」であり、政策を作る過程にどう関わり、役割をどう分担し、実行していくかが重要であります。
「地方自治の本旨」は「自分のことは自分で決めるという自己決定」の延長線上にあると言います。
福島の町の身の丈にあった仕組みを自分たちで協働して作用させる事であり、私たちの町の事を、自ら考え、自ら参画・決定していく事であります。
この事を明確に自覚し、それぞれの分野で知恵を出し合い、力を出し合い、支え合い、勇気と英断をもって引き続き町づくりに取組んでいかなければなりません。
私達の町、福島には、私達が誇れる歴史があり、伝統があり、文化があり、そして永々と築きあげられてきた、私達の町の暮らしがあります。それをしっかり引き継ぐ、その事が未来の福島へ夢を託す子供達への私達の責任でもあります。
このような意味からも、晴れの表彰を受けられました皆様方の、町づくりに対する日頃からの情熱が、更に大きな輪となり、礎となって、力強く自立できる確かな町政の推進へと導くものと確信いたしております。
今後とも、福島町発展のために、ご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、なお一層のご活躍とご多幸、ご健勝を、心からご祈念申し上げまして、お祝いの言葉と致します。

福島町議会議長   溝部幸基

 

令和元年度定例会9月会議議長開会挨拶(令和元年9月18日開催)

令和元年度定例会9月第2回会議の開会にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
本日は、改選後、議会構成を決めた9月1日開催の会議を経ての定例会であります。
私ども議員は、選挙戦の中で、選挙公報等を通じて町民に約束いたしました公約を実現するため、積極的な議会活動を実践し、なお一層研鑚に励み、町民の期待と信頼にしっかり応えていかなければなりません。
議会議員の役割は、二元代表制の仕組みの中で、しっかりと多様な住民の意見を吸収し、その名のとおり会議で議論をし、討議をすることだと思います。議会基本条例の趣旨を充分踏まえ、是々非々でしっかりと議論・討議をし、政策形成のできるだけ早い段階に議会・議員の意思を示し、提言する議会をさらに充実していかなければなりません。
そのためにも、町民の皆さんの意見をしっかり聞くこと、町民の皆さんへ情報をしっかりと伝えること、町民の皆さんと情報を共有し、協働することが重要であります。
そのことをしっかりと肝に銘じ、議会基本条例に基づき、分かりやすく、町民が参画する議会、しっかりと討議する議会、実感できる政策を提言する議会を、なお一層目指していかなければなりません。

本9月会議は、又、各会計の決算等を審議する重要な議会でもあります。
決算については、審査特別委員会で審議することとなりますが、決算審査に合わせて示される事務事業評価については、施策や個々の事務事業が、効率よく、効果的に施行されているかを検証することを目的に、まちづくり基本条例に規定されており、該当する全ての事業を対象として評価が示され、さらに、総合計画の基本計画施策評価・事業進行管理表が示され、後期実施計画の作成・検討に入る大事な審査となります。
議会としても、議会基本条例に重要な役割としてチェック機能の強化を規定、事務事業の計画精度向上、執行の適正化、政策形成過程の情報共有化を図る一環として、議員・議会の評価を示し、総合計画後期実施計画・新年度予算へ政策意図の反映を目指す大事な検証と位置付けております。
議員各位には、活発な討議が展開されますことを願っております。

祭りも終わり、秋模様となりました。
朝晩は、徐々に冷えてまいります、出席者各位には、お体ご自愛の上、本会議の議事運営に協力を頂きますよう、お願い申し上げ開会の挨拶と致します。

                                          【初議会での所信表明(議長を志す):令和元年9月1日】

議長選挙にあたりまして、一言、所信を述べさせていただきます。
この度の選挙で、私は、
① 町長選・町議選の同日選挙・平日投票の経緯と効果
② 福島町の人口動態・厚生労働省人口問題研究所の人口推計、福島町の人口ビジョンと対策、
③ 福島町の財政状況と基金の状況、
④ 第5次総合計画後期実施計画の課題
⑤ 開かれた議会づくりから基本条例,そして見直し・検証しながら続いてきた議会改革の状況
⑥ 町民・議会・行政の協働、議会と行政の在り方等についてお話をさせていただきましたし、多くの町民の皆さんの話も聞かせていただきました。
町民の皆様からは、政策の意図・目的が、十分理解されず批判的な意見、将来を心配する意見、身近で具体的な問題の訴えや共に頑張らなければとの激励も多くいただき、あらためて、議会議員として、自分が何をすべきか、何ができるのかをしっかり考えることが出来たと思っております。

地方分権改革がスタートし、地域主権改革、自主性・自立性を高める改革の推進へと展開、本当の意味の地方政府を目指して、地方が自由と責任、そして自立と連携を自分達の判断で考えていかなければとし、さらに、この延長線上で「まち・ひと・しごと創生地方版総合戦略」「人口ビジョン」を策定、その成果が国から強く求められ地方分権改革から一歩も二歩も進んだ状況になっておりますが、実態は、なかなか成果を実感できず、依然として非常に厳しい対応を、それぞれの地方自治体が強く求められている状況が続いております。
消費税増税を間近に控えて、ゼロ金利政策の転換も難しく、国の財政健全化は依然として不透明な状況であり、高齢化による医療費・社会保障費の伸び、国債発行に頼る税財源の不安要素を憂慮する識者の意見が尽きませんし、政府への懸念の声も多くあります。
地方交付税・交付金をはじめ国や道などの財源に依存する状況からの脱皮は、難しく、3割自治の維持も厳しくなっている自主財源の状況をしっかり認識し、今後の町の経営を、熟慮していかなければなりません。

今後、さらに厳しくなる地方自治体経営のためには、3つの視点をあらためて意識し心掛けていかなければならないと思っております。
まず1点目は、依存体質をなくしていかなければならない。国や道に頼って、何でも指示を待っていれば良いという時代ではないということであり、福島の町の自律協働をしっかり意識し実践することが重要であります。
2点目は、厳しい自治体間の競争を踏まえて、先行モデルを自ら実践していかなければならないということであり、時間を掛けても、福島町が一丸となって自らの道筋をしっかりと考え、実践していかなければならないということであります。
3点目は、共に協働する、住民側の理解をきちんと得なければならないということであり、行政、議会、そして住民がきちんと考え方を共有するということであります。しっかりと現況を住民に説明し、説得し、そして理解していただく。その上でなければ、なかなか改革は進まないということであります。大変厳しい状況ではありますが、住民、行政、議会が、それぞれの立場でしっかりと役割を分担し、「自助・共助・公助」の基本をしっかり自覚し、自律をする覚悟を持っていかなければならないということであります。

二元代表制の仕組みの中で、独任制の町長に対し、合議制の議会の役割は、多様な住民の意見をしっかり吸収し、議論・討議することに尽きると思います。行政となれ合いになり、議案を黙認して通すだけでは、その存在意義がなくなります。批判・牽制・修正・監視・検証、そして評価をすることを基本としながら、しっかりと議論・討議をし、政策形成のできるだけ早い段階に議会・議員の意思を示し、提言する議会に変わっていかなければなりません。行政との協働はもちろんでありますが、町民の皆さんの意見をしっかり聞くこと、町民の皆さんへ情報をしっかりと伝えること、町民の皆さんと情報を共有し、単純に迎合することなく、お互いに理解し合い、協働することが重要であります。そのことをしっかりと肝に銘じ、議会基本条例に基づき、「分かりやすく、町民が参画する議会」、「しっかりと討議する議会」、「実感できる政策を提言する議会」を更に目指して不断の努力を続けていくことをお約束し、所信表明とさせていただきます。 皆様の温かいご支持をよろしくお願い申し上げます。   ありがとうございました。

【みぞべ幸基の選挙通信:20190812】 ◎みぞべ幸基の選挙公約クリックしてください  選挙戦も中盤となりました。各地域で立候補の挨拶を行っております。4年間の御礼から始まり、①町長選・町議選の同日選挙・平日投票の効果、②福島町の人口動態・人口問題研究所(厚生労働省)の人口推計、福島町の人口ビジョンと対策、③福島町の決算状況(基金状況)、④第5次総合計画後期実施計画の課題、⑤議会改革の状況、⑥町民・議会・行政の協働、議会と行政の在り方等についてお話をさせていただいております。 *選挙通信に関するお問い合わせは ⇒ 47-2532 みぞべ幸基まで 【e-mail】 kouki.m@brown.plala.or.jp

成人式祝辞(令和元年8月14日:福島町福祉センター)                 成人式を迎えられました皆さん、おめでとうございます。心からお祝いを申し上げます。
今日の成人式を機会に二つの事について是非考えていただければと思います。
一つ目は、『命の大切さについて』です。
今年7月だけでも、13日、小田原市で26歳の息子が46歳の母を殺害、15日、日立市で20歳の孫が、66歳の祖父を殺害、18日には、京都で、ガソリン放火により35名が犠牲となった殺人事件等、むごい事件が続きましたし、けがれの無い子供達が虐待で殺害される悲しい事件等も毎日のように報道されております。
高齢者の虐待、生活苦、中高校生のいじめに耐えられない等のケースで、自らの命を絶つと言う悲しい状況も報道されております。
要因は、単純ではないと思いますが、命を軽んじる行動は、あまりにも短絡的過ぎると思います。
人生は教科書どおりにならないことのほうが多いのですが、若い頃の失敗は学ぶことが多く、逆に後々のための、貴重な体験となります。
若い皆さんには厳しい情勢の中、難題に直面する事も多いでしょうが、現実から逃避し安易な行動を取ることなく、問題としっかり向き合う勇気と気概を持って欲しいと思います。
先人が、多くの困難を乗り越え、願いを込めて、受け継がれてきた命、自分だけで生きてきているのではなく、両親・家族・友人など多くの繋がりの中で生かされている命の大切さを、今日、もう一度考えていただきたいと思います。
二つ目は、『戦争と平和について』です。
明日、15日は、第二次世界大戦の終戦記念日です。海外戦没者240万人。戦後74年、半数近くの遺骨は、未だに家族の元へ帰ることなく不明となっており、心の痛みを消し去る事が出来ず、「決して戦争を許してはならない」と言う思いを新たにいたします。
良い戦争・正しい戦争などありません。
破壊・暴力・殺戮を繰り返し、子供や老人など罪もない弱者を犠牲にする戦争。
片寄った愛国心による戦争の代償、取り返しのつかない犠牲は大きすぎます。
広島市の平和祈念式典が行われる平和記念公園の慰霊碑には「安らかに眠ってください 過ちは繰返しませぬから」と刻まれております。「核兵器は二度と使わない。使わせない」との誓いは、核廃絶・平和運動の原点だとされております。
「核兵器禁止条約」が国連交渉会議で採択されて2年が過ぎました。
電撃的な米朝首脳会談が実現しましたが、朝鮮半島の非核化に向けての交渉は予想通り難航しておりますし、残念ながら、アメリカ・ソ連・イギリス・中国などの核保有国、核の傘の元、国の安全保障が確保されているとする、日本・ドイツ・韓国などは、依然として核兵器禁止条約批准への行動を批判、拒絶、無視し続け、政治的な圧力で妨害する国も見受けられると言います。
唯一の被爆国である日本が、何故賛同しないのか、疑問の声も多くありますし、広島・長崎両市の今年の平和宣言でも、一刻も早く核兵器禁止条約を批准し、憲法の平和主義を体現するためにも、核兵器のない世界の実現に一歩踏み込んでリーダーシップを発揮することを求めております。
未だ世界には人類を滅亡させ得る約一万五千発もの核兵器が存在し、多くの犠牲を払った無念の叫びもむなしく、罪無き子ども達、市民を巻き込む戦火も止む事無く今なお続いております。
人種、宗教、文化、思想、経済等々あらゆる点で違いを認め合い、互いに尊重しあいながら、意思の疎通ができる、平和な世界を目指す事をあらためて強く意識しなければなりません。
成人となるこの日に、どうか、皆さんの目線で『戦争と平和について』も考えていただきたいと思います。
長い歴史に培われてきた、ふるさと福島町には、生まれ育ったこの町を共有でき、皆さんのわがままを聞き、いつでもやさしく迎え、癒してくれる家族や友人、そして、地域の人達がおります。
町外で活躍の皆さんには、8月のお盆と正月ぐらい福島に帰って、ゆっくり休んでリフレッシュしていただきたいと思います。そして、若い皆さんの新しい、豊かな感性で、いろいろな地域で、多くの視点で学んだ情報を寄せていただければと思います。
本日の成人式を契機に、無限の可能性を秘めた皆さんが、夢と希望をもって果敢に挑戦、大いに喜び、大いに怒り、大いに哀しみ、大いに楽しみ、多くの感動を体験し、自分自身の青春時代を悔いなく燃焼させ、大きく羽ばたく事を心からご祈念致しましてお祝いの言葉と致します。
令和元年8月14日                    福島町議会  議長 溝部幸基

戦没者追悼式追悼の辞(令和元年7月12日:吉岡総合センター)              今年もまた少し福島の様子をお話させていただきます。
大千軒の連峰から津軽の山々へ続く海峡の風景は少しずつ夏の青さを増し、今年もまた変わりなく皆様の記憶に残るふるさと福島を映し出しているのではと思います。
浜では、真昆布の収穫、ウニ漁が始まりましたが、イカ漁は、今年も魚影が薄く、朝の「イカ、イカ」の声もあまり聞くことができません。
沿道では乳白色の栗の花が満開、天候不順が心配ですが、畑には、ジャガイモの花も咲きだし、田んぼの苗も、日に日にその緑を増し豊作が期待されております。熊出没の話題もあり、いたずらキツネやタヌキとあわせて、シカの食害も多く、悩みの種となっております。
山鳥の鳴き声が響き、ツバメが飛び交い、セミやカエルも賑やかに鳴きだし、朝晩、肌寒い日が続きますが、故郷・福島の短い夏がはじまります。
戦後七十有余年を越え、今なお、遺骨を収集し、遺族を捜す努力が続けられております。海外戦没者二百四十万人、半数近くの遺骨は、未だに家族の元へ帰ることなく不明の状態となっており、無念の思いを抱いてなくなられた方々への遺族の心の痛みを消し去る事は出来ません。
先日、「無謀と言われたインパール作戦戦慄の記録」と題するテレビ番組が、再放映されておりました。
イギリスで見つかった機密資料、帰還した兵士の証言から、その真相を追う内容でした。
雨季が続く劣悪な環境、食糧・軍需物資の補給も皆無の状況で、現実を覆い隠し、命を軽視し、無謀な作戦継続に固執した大本営の異常な判断で、後に「白骨街道」と呼ばれた退路に、約三万人が命を落とした事実を伝えておりました。
長い年月は、悲惨・冷酷な悲しい事実を忘却し、戦争を肯定、軍需産業を振興する傾向も残念ながら見え隠れします。
戦争に直接参戦した兵士のみならず、戦禍を避けるすべもなく巻き込まれた多くの市井の人々の尊い生命を奪い、残された多くの人の心をも深く傷つけた戦争の悲惨な事実は、忘れてはならない、けっして繰り返してはならない、痛恨事として、脳裏に強く記憶し、後世に伝え続けなければなりません。
「核兵器禁止条約」が国連交渉会議で採択されて二年が過ぎました。この間、電撃的な米朝首脳会談が実現しましたが、朝鮮半島の非核化に向けての交渉は予想通り難航しておりますし、残念ながら、アメリカ・ソ連・イギリス・フランス・中国などの核保有国、核の傘の元、国の安全保障が確保されているとする、日本・ドイツ・韓国などは、依然として核兵器禁止条約批准への行動を批判、拒絶、無視し続けております。
第二次世界大戦の苦い経験を経て、唯一の原爆被爆国である事を意識し、平和を希求する日本国民の固い決意を込め、憲法の基本姿勢として、『戦争の放棄』を規定した日本の言動が、重要な意味を持つ状況は続きます。
私どもは、ここに、平和を願い、ひたすら家族の幸せを願いつつ散華され、故郷福島を見守る皆様にあらためて思いを馳せ、恒久平和の実現に努力を傾ける事をお誓いするものであります。
御霊の平安をお祈りし、ご遺族の皆様のご多幸を心からご祈念し、哀悼の真を捧げ、追悼の辞といたします。

令和元年7月12日                         福 島 町 議 会議 長 溝 部 幸 基

北海道町村議会議長会議員研修会報告書(令和元年7月3日)
1 研修日時  令和元年6月25日(火) 午後1時~午後4時30分           2 研 修 先  札幌市 「札幌コンベンションセンター」                3 研修目的  令和元年度北海道町村議会議長会主催議員研修会            4 研修成果(考察)

(1)「どうなる?今後の日本政治」       政治評論家 有馬 晴海
以前の研修で、参議院選挙を目の前にしての講師選考については、慎重にしてほしい旨を報告書に書いた。今回の講演も、亥年現象として、第1次安倍政権での「年金隠し問題」、第2次安倍政権下の「年金生活2000万円不足問題」で慌てふためく政局を指摘、何とか笑いを求めながら、頑張っておりましたが、テレビ・新聞等の域を超える効果があったとは、思えませんでした。政局を演題とすることを止めて、現状に合った政策課題をテーマに識者の講演を聞きたいと強く思いました。
政局は、中選挙区制を小選挙区制に変えた結果なのか、民主党政権も誕生、衆参変則の体制を経験しながら、現状は、自民党一党独裁の様相となっている。    国民の多くの反対の声を押し切って進めた、特定秘密保護法・違憲な安保法・共謀罪法、公文書の廃棄改ざん隠蔽捏造・国家戦略特区などに見られる行政の私物化まがいのことなど、長期政権になっての緩み、奢りからの強引な手法が随所に見られる状況が続き、最近の予算審議を避け続ける姿は、地方議会の見本にもならない体たらくと言える。野党の実態も情けなく、本当に、今の小選挙区制度で良いのか、首をかしげてしまう。

2)「地方は変われるか~議会はどうかわれるか、自治体をどう変えるか~」
中央大学名誉教授 佐々木 信夫
佐々木先生については、議会改革に取り掛かった早い段階から良く知っておりましたし、資料もよく読み、シンポジウムで話も聞いたこともありました。
地方議会が主役となれず、能力がないと言われた状況から、地方分権改革が進み、機関委任事務制度が全廃され、ほとんどが自治事務となり法定受託事務を含め、基本的な意思決定は、各自治体の自己決定・自己責任となり、地方議会に委ねられることとなったとし、住民に身近な市町村を「法律の範囲内」で条例を作るレベルから、「第1の政府」に変えるために、地方自治体が自ら立法権を持ち、必要なルール・政策を自由に創っていく「地域主権改革」への転換を提唱していた。
地方自治法が大幅に改正され、定例会の回数制限がなくなり、通年議会の開催が可能となり、議会独自に予算教書を作成し、首長に提出することによって直面する課題の全体像が見え、改革の焦点が明確になり、政策条例の提案に結びつけるべき議会改革は、事業仕分けによる決算審査から始めるべきと、説いておりました。
その際、自らしなければならない(できる)改革に取組んでいないのが地方の実態で、改革に真剣に挑んできた自治体にとっても不可能であり、東京都庁基準のOBには、零細な極小自治体の実態など念頭に入っていないと感じた事を思い出す。
今回の講演でも、先生の説く、議会のあるべき姿、理想は理解できるが、基点を脆弱な地方自治体においているとは、思えず、人口減少・財政危機を大転換点として、自治体の定住自立圏構想、広域化、再合併、道州制に連動する思考と感じた。
気が付いたことから、できることからを合言葉に、後戻りしそうな状況を必死にこらえ、時間をかけて取り組んできた、過疎少子高齢化が進む弱小自治体議会の苦悩は、理解してもらえないと思うが、あらためて、状況をしっかり自覚し、更に挑む意志を堅固のものとすることが出来ました。

 

「福島町議会基本条例」制定10年。検証 → 改正、新たな条例・要綱の制定(201904)  

          北海道自治研究(改革短信)出稿  北海道福島町議会議長 溝 部 幸 基

福島町議会基本条例が制定されて10年が経過しました。「議員が主役」「住民の参画」「変化を恐れない」を議会改革の視点として「開かれた議会」を目指し、試行錯誤を繰り返しながら「気が付いたことから、できることから」を合言葉に一歩一歩進め、集大成として平成21年、議会基本条例をまとめました。
制定後も、改革が後退しないよう、慎重に検証、さらなる向上を意識し議会活動に取組み、議会基本条例諮問会議からの答申をいただきながら、
‣議会基本条例の検証・行動計画の実行
‣適正な議員定数・歳費、議会費の標準額提示
‣議会活動の検証・評価等を実践し、
新たな取組として、◦一般質問の追跡調査、◦総合計画条例制定、◦論点・争点を明確にする審議を規定、◦議会・委員会結果の執行部への手交等が実行されております。
「議会基本条例」制定10年間の検証と実績の反映を期し、新年度施行を目指して、関連規定を含め全体的に、より分かりやすく改正し、新たに2条例、7要綱を制定しました。
主な改正・制定内容(平成31年4月1日施行)
◎議会基本条例(改正)
・一般質問等答弁事項進捗状況調査 ・常任委員会所管調査報告書の執行者手交
・議案審議:提案者との意見交換、議員間討議  ・文書質問による関連資料の請求
・行政事務事業の評価、公表  ・議会事務局人事の町長との協議
◎会議条例(改正)
・議案審議の明確化:議案説明→質疑→意見交換→議員間討議→討論
・会議規則+委員会条例=会議条例としたことによる重複部分の省略(公聴会開催等の準用)
◎議会運営基準(改正)
・常任委員会会議録の作成
・議会運営委員会協議事項の追加:本会議の反省(審議、進行、一般質問の追跡調査、政治倫理基準の遵守、一問一答制の徹底)
◎議会参画奨励条例(制定←参画を奨励する規則)
・傍聴→参画:町民の自主的な参画を促し、積極的に参画者の意見を聴く機会を設ける(参画者席に発言の場を設置する)
・参画の手続を省略(参画者名簿の廃止)
◎政治倫理条例(制定←不当要求行為防止条例)
・町民の責務(議員に対する不正行使の禁止)
・審査の請求(選挙権を有する町民総数の五〇分の一、二人以上の議員) ・政治倫理基準
◎議員研修条例(改正)
・研修報告の義務化 ・研修報告書の公開
◎議会基本条例検討調書・行動計画要綱(制定)
・検討調書(現状、課題、改善策、方向性判断、諮問会議意見) ・行動計画(具体的項目、目
標期間、具体的取組、取組の結果)
◎議員間討議要綱(制定)
・自由討議の定義:本会議等における討議
・討議方法:質疑・意見交換の後、議長の確認により議員が討議の表明をし、論点争点を明確にして合意形成に努める。
・論点争点:基本条例に基づく政策形成過程資料を参考に現状把握・課題整理・解決対策等を念頭に論点争点を明確にする。
・留意点:特定の個人・政党等を非難・侮辱・宣伝する発言をしない。自らの意見を積極的に述べ、他の意見にも真摯に耳を傾ける。
◎行政評価事務事業評価要綱(改正)
・評価対象:政策等調書(総合計画事業振興管理表)を追加
・評価手順(議員→常任委→議運→手交・公表)
◎議会・議員活動評価要綱(制定)
・評価項目:議会(主要十項目)・議員(六項目)
・評価資料:議会の基礎的資料(議会白書掲載)
・評価の手交、公表(議会だより・HP)
◎議会広報広聴要綱(制定)
・議会だより:編集方針、基本掲載事項、発行
・議会HP:編集方針、掲載事項、
・町民と議員の懇談会(議会報告会):開催方針開催会場、議員・事務局班編成
・議会白書:編集方針、掲載事項の構成(議員名簿、開かれた議会づくり、評価基礎資料等)

詳細は、福島町議会HPをご覧ください。議会基本条例と関連条例等の相関図から検索できます。議会だより特集号も発行しております。     URL:www.gikai-fukushima-hokkaido.jp/

 

H300427:伊能忠敬翁記念公園竣工式典祝辞                                                                                        津軽を望む海峡の風景は少しずつ青さを増し、蝦夷地の山々にも桜の息吹が感じられる時節となりました。                                                                                                                                    伊能忠敬翁没後二百年の記念すべき年の今日、多くの皆様のご臨席をいただき、往時を偲ぶ忠敬翁の銅像を配し、記念公園竣工式典が挙行されますことを心からお祝い申し上げます。                                                                                                           今、この地でこそ、二百有余年の時空を超えて、                                                       寛政12年5月19日、津軽の地から、遠く蝦夷地の山々を望み、心もとない和船上で胸を躍らせ、大きな期待と不安の中、蝦夷の大地に渾身の一歩を踏みしめた感動の光景に思いを馳せることができます。                                                                         香取市佐原の忠敬翁記念館にある伊能図には、「吉岡四十一度三十分」、「江戸から二百十七里二十六丁」と、蝦夷地測量を目指した吉岡上陸の痕跡が記されておりました。                                                                                                                    踏破距離三万五千キロ、歩数四千万歩。 17年間の長きにわたり、日本中を愚直に二歩一間の歩幅を守り、歩き続け、「大日本沿海輿地全図」を作り上げた功績は多大であり、近代日本の誕生・発展に大きな影響を与えてきました。
  想像を絶する波乱万丈の人生を歩んだ忠敬翁には、「夢追うのに、早い遅いはない。追うかどうかだ。」「人間は夢を持ち、前へ歩き続ける限り、余生はいらない。」「歩け、歩け。続ける事の大切さ。」等、現代にも通じる多くの遺訓があります。
  この機会にあらためて、忠敬翁の遺徳を振り返り、町づくりへ連動する好機となるよう歩みを進めなければとの思いを新たに致しております。
結びになりますが、
  町史研究会有志の努力により、史実が解き明かされ、忠敬翁と当町の係りが明確となり、記念銅像建立を願う篤志の思いが計画を実現させ、今日の日を迎えることができました。この間、ご教示をいただきました忠敬翁ゆかりの皆様に敬意の気持ちを込めて心から厚く御礼を申し上げます。
  この後、周辺環境整備、史実の紹介、幅広い事業と連動した有効活用等、まだ課題も多くあります、関係者の皆様には、引き続き、ご協力いただきますようお願い申し述べ、本日のご出席に心から深く感謝を申し上げお祝いの言葉と致します。                          平成30年4月27日                                  福 島 町 議 会議長 溝 部 幸 基